代表クロード・小林の紹介
日本サロンコンサート協会代表のクロード・小林はヴァイオリンを専攻し毎日学生コンクール入賞(高校の部)、大学時代はインターナショナルユースフェスティバルローマ大会にジャパンユースオーケストラのソリスト・コンサートマスターで参加したり、霧島音楽祭でマスタークラスを受講する一方、在京各オーケストラにエキストラとして客演、卒業後はスタジオ、ミュージカルオーケストラ、テレビ番組での演奏など様々な演奏の仕事に携わったり、様々なプロオーケストラや演奏グループの立ち上げにも関わりました。
特にN響首席チェロ奏者を務めた常松之俊氏率いるサロンオーケストラ編成の楽団では全国で千公演近い演奏経験を積みました。常松氏はN響団友オーケストラを設立したり日本音楽ユニオンの特別顧問を務めるなど豊富な人脈を持ち、この楽団にはN響、読響、都響をはじめ東フィル、東響、日フィル等日本のプロオーケストラの首席クラスの名手たちが入れ替わり立ち替わり客演していました。小林はその中でコンサートマスター、ソリストからコンサートの司会まで、多数の貴重な経験を積みました。
小林が留学地として選んだベルリンはサロンオーケストラ文化の一大メッカだった場所で、留学中はベルリン交響楽団等での演奏活動の傍らサロンオーケストラ文化の調査とサロンオーケストラの楽譜の収集を行い、20世紀初頭に出版された貴重な楽譜約4000曲(1.5t)とともに帰国し、1990年日本サロンコンサート協会を設立しました。また国内外のオーケストラ首席クラス、国内外のコンクール入賞者らとともにサロンオーケストラジャパンを立ち上げ、演奏活動を開始しました。
2006年からは若手演奏家の育成事業、アンフィニスタジオを立ち上げ、サロンオーケストラ編成による音楽普及事業に着手し、現在、アンフィニスタジオ修了生を中心に年間200ステージ以上の公演を全国で行っています。


サロンオーケストラ演奏の楽しさと難しさ
サロンオーケストラは小編成でオーケストラの名曲を演奏することが出来ます。また大編成のオーケストラより自由で高度なアンサンブルも可能となります。演奏者にとって自分の感じる最高の表現が出来ることは大きな喜びでありサロンオーケストラでの演奏はとても楽しいものです。しかし、この様な小編成でオーケストラの名曲を演奏することは、そう簡単ではありません。サロンオーケストラの演奏者はソロ・室内楽・オーケストラのセンスを兼ね備えている必要がありますし、豊かな引き出しも必要です。代表の小林はプロオーケストラの首席クラスの演奏家が集まっていても、ちょっとした奏者のコンビネーションの変化で演奏のクオリティーが激変する様子を目の当たりにしました。楽譜があれば合奏は出来るのですがそこに命を吹き込み、オーケストラの響きがして、人を感動させられのは演奏者次第なのです。
サロンオーケストラ文化の歴史を紐解いた時、衰退の一つの理由はこのスタイルが大流行したことによる粗製乱造で飽きられたことと言われています。
日本でも近年、乳幼児向けの様々なプログラム・団体が乱立していますが、最初の体験こそ大切であり、質の高いものを提供することが必要だと私たちは考えています。

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